
はじめまして。このサイトを運営しているMコンです。
建設業界に携わり、現場管理やIT活用を中心に実績を積んできました。
この記事では、私がこれまでの経験から学んだ知識を元に、具体的な事例と共に解説しています。少しでも皆さまの役に立つ情報を提供できれば幸いです。
■ コンクリートと生コンクリートが与える人体への影響

まずコンクリートと生コンクリートの違いですが
生コンクリートが固まったものをコンクリートと呼びます。
コンクリートは、セメント・砂・砂利・水、さらに色々な添加剤を混ぜて作られています。
固まったコンクリートは自体は、一般的には人体に害はありません。
ただし、コンクリートを破砕、切削したときに発生する粉塵を吸い込むんでしまうと、人体に害を及ぼす可能性があるので、作業を行なう場合は保護マスクなどの使用が必要です。
まだ固まっていない生コンクリートは、皮膚に影響を及ぼします
まだ固まっていない生コンクリートの場合は、高アルカリ性の性質があるため
素手で生コンクリートに触れることは避けた方がいいでしょう。
生コンクリートが、皮膚や衣服に付着した場合も同様に
アルカリ性の成分が化学反応をおこし、刺激やかゆみ、炎症を引き起こすことがあります。
また生コンクリートには粘性があり、皮膚や衣類に汚れが付着しやすいので
もし皮膚や衣服に付着してしまった場合は、すぐに水で洗い流すようにしましょう。
それでも皮膚などに炎症が続く場合は、医師に相談することをお勧めします。
生コンクリートに直接触れる場合は
工事現場など、生コンクリートを扱う作業に慣れている場合でも
生コンクリートに直接触るのはさけ、手袋などの保護具を着用することをおすすめします。
モルタルの場合も、高アルカリ性による害はありますか
モルタルはコンクリートと似ていますが、実際は異なるものです。
モルタルはセメント、砂、水を混ぜたもので、水和反応によって硬化します。
レンガなどの接着剤や仕上げに用いられることが多いですが
生コンクリートほど高いアルカリ性を含みません。
モルタルを素手で触っても害は少ないですが
長時間触れていると、皮膚が乾燥したり刺激を引き起こすこともあるため
なるべく素手で触らず、扱いには適度な注意が必要です。
コンクリートに含まれている添加剤というものは、人体に影響がある?
生コンクリートに含まれる添加剤は、一般的に人体への直接的な影響は少ないとされています。
ただし添加剤の扱いには注意が必要な場合があります。