従来のCAD図面を3Dモデルに対応する方法と注意点

建設CADの3Dモデル対応

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従来の2D図面を3D建設モデルに活用する方法を解説します。

このサイトでは3DCADのTurboCADを使用していますが、他のCADを使用している場合や、3DCGソフトなどにおける名称や扱いをなるべく共通するように解説していますので、ぜひご活用ください。

2D(二次元)のCADと3D(三次元)の違い

従来の2D(2次元)図面は、平面上にX方向とY方向の2つの軸を使用して描かれます。代表的な図面には、構造物を真上から見た平面図、正面や横から見た断面図(縦断図・横断図)、縮尺を編集した展開図などがあります。

これらの図面は、X軸を横方向、Y軸を縦方向として描かれ、Z軸を奥行とした場合、それぞれ2つの軸のみを使って表現します。3D情報を疑似的に表現することもありますが、情報は平面に分割されるため、実際の構造物のすべての情報を2D上で表現するには限界があります。

3Dモデル空間のY軸とZ軸の扱いに注意する点

多くのCADでは2Dの図面を作成する際、横方向をX軸、縦方向をY軸として捉え、高さ(高低差)をZ軸として扱うのが一般的です。

ただし3Dモデル、AR・VR、3Dゲームなどの3D空間では、横方向はX軸、高さをY軸、奥行きをZ軸として扱います。

具体的には、敷地の平面図や測量に使用していたX,Yの座標は、3Dモデル空間ではX,Z座標、GH(GroundHigh)やH(高さ)はYとして表します。この変換に注意が必要です。

また、公共の基準点や図面、成果品を使用する際にはY軸がマイナスの値となることがあります。これに対処するために、図面を修正するか、目的の構造物に任意の座標を与えるなどの対策が必要です。 (従来の2D図面を3Dモデルにそのまま使用すると、裏表が反転する場合があります)

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