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建設機械や農機具の盗難対策|地方の作業小屋・倉庫で気をつけたいこと

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はじめに

建設現場の資材置き場、農業機械を保管する納屋や倉庫

地方では、仕事で使うために購入した機械や工具、資材などを、普段からこうした場所に保管していることがあります。

建設業や農業に携わっていると、休憩中の何気ない会話で、

「この前、機械を盗まれた」

「倉庫に入られた」

「農機具を持っていかれた」

といった話が出てくることがあります。

私自身も、これまでに資材を盗まれた経験があります。

中には、敷き鉄板などを含め、被害額が非常に大きくなったケースもあります。

盗難というと、大きな事件だけを想像しがちですが、実際には数万円程度の小さな被害もあります。

そして、「これくらいなら仕方がない」と届け出ないことが、地域全体の防犯を考えるうえで問題になる場合があります。

よく休憩中に話題にあがるのは
建設機械の盗難
農機具や機械の盗難
農作物の盗難
勝手に小屋からものを持っていかれた
・・など

建設・農業関係者は「盗まれるもの」をかなり持っている

建設関係では、

  • 建設機械
  • 発電機
  • 電動工具
  • 銅線
  • ケーブル
  • 敷き鉄板
  • 金属資材
  • 車両部品

などがあります。

農業では、

  • トラクター
  • 刈払機
  • チェーンソー
  • 農機具
  • 燃料
  • 収穫物
  • 出荷前の農産物

など。

しかも、これらは趣味で所有しているものではなく、仕事をするために必要な資産です。

一つ盗まれれば、その物の価格だけでなく、

「仕事ができない」

という二次的な損失も発生します。

「不要な機械はありませんか?」という訪問

私の周囲では、不要な機械や車両がないか尋ねてくる、機械買取を名乗る人物の訪問が話題になることがあります。

一度断っても、後日また訪問してくるケースもあります。

もちろん、機械買取業者すべてを疑う必要はありません。

しかし、

不自然に何度も訪問してくる

倉庫や納屋の中を詳しく確認したがる

どんな機械があるのか尋ねる

といった場合には、不用意に保管場所や所有物の情報を教えないことも防犯上重要です。

ここは「怪しい人を見分ける」というより、

自分の資産情報を簡単に外部へ出さない

と考えたほうが安全です。

「不要なものはないですか?」と訪問しつつも
その時すでに、盗めそうなものを物色しているかも。

数万円の盗難でも、届け出る意味がある

最近、身近なところで刈払機が盗まれたという話がありました。

金額としては数万円程度。

本人からすると、

「このくらいなら……」

と思ってしまう金額かもしれません。

しかし、こうした小さな盗難が複数の場所で起きているなら、個々の被害を「小さいから」と片付けてしまうことには問題があります。

被害に遭った場合は、自分で犯人を探すのではなく、まず警察に相談・通報することが基本です。

警察庁も、犯罪被害について各都道府県警察に相談窓口を設けており、本人だけでなく家族や友人からの相談も受け付けています。

意外かもしれませんが、こういった機械や農機具などの盗難に遭った時、「まず通報する」ということを忘れがちです。
額の大小にかかわらず、被害は被害です。

「自分で捕まえる」はやめたほうがいい

盗まれたことに気付いたとき、

「自分で犯人を捕まえてやろう」

と思う人もいるかもしれません。

しかし、これは非常に危険です。

相手が一人とは限りません。

また、犯人が車で逃走した場合、それを追いかければ、

  • 無理な運転
  • 交通事故
  • 接触事故
  • 自分自身の負傷

など、別の事故につながる可能性があります。

特に高齢者が一人で管理している納屋や作業小屋では、財産を守ろうとして身体的な危険を負わないことが重要です。

盗まれた機械はもちろん大切です。

しかし、

機械は後から取り戻せる可能性がありますが、自分の身体は取り戻せません。

というくらいの優先順位で考えたほうがいいでしょう。

「被害届を出しても無駄」ではなく、記録を残す

「どうせ見つからないから警察に言っても仕方がない」

という考え方もあります。

確かに、盗まれた物が必ず戻ってくるとは限りません。

しかし、被害を届け出て記録を残すことには意味があります。

少なくとも、

  • いつ
  • どこで
  • 何が
  • どれくらい
  • どのような状況で

盗まれたのかを警察に伝えることができます。

また、警察官に現場を確認してもらうことで、今後の防犯について相談するきっかけにもなります。

警察庁は犯罪被害に関して、警察官による現場確認などが行われる場合があることも案内しています。

近所の駐在所でも相談する

地方では、必ずしも大きな警察署まで行く必要はありません。

身近な交番や駐在所を利用して、

  • 「この地域でこういう盗難があった」
  • 「この周辺で不審な訪問が続いている」

と伝えておくことも重要です。

警察に相談することで、地域の状況を共有するきっかけになります。

青森県警についても、県内の警察署・相談窓口が案内されています。

農作物も盗難の対象になる

機械だけが盗まれるわけではありません。

青森県警は、リンゴやニンニクなどの農作物が盗まれる被害について注意喚起しており、

収穫した農作物を放置せず持ち帰る
ハウスや保管庫を施錠する
脚立などを片付ける
ネットや柵を設置する
防犯カメラやセンサーライトを利用する

などの対策を呼びかけています。

農作物は、収穫前には畑にあり、収穫後には倉庫や作業場に移動します。

つまり、「農地だから安全」「倉庫だから安全」とは限りません。

特に収穫期には、普段以上に保管場所や出荷前の農産物にも注意が必要です。

高齢者だけで管理している場所ほど注意する

地方では、

  • 高齢の親が納屋を管理している
  • 農機具を一人で管理している
  • 昼間は作業しているため小屋が無人になる
  • 倉庫が住宅から離れている

というケースもあります。

こうした場所では、

「犯人を捕まえるための防犯」ではなく、「犯人と接触しないための防犯」

を考えたほうが安全です。

防犯カメラセンサーライト、施錠などは、犯人を捕まえるためだけではなく、

「そもそも侵入しにくい場所にする」

ために使います。

近年は防犯カメラをスマホなどに連動できる商品もありますが
操作や設定が難しい場合、人が動いた時に反応する「センサーライト・人感ライト」を設置するだけでも防犯対策に効果があります。

私の場合、現場事務所にはパソコンやプリンター、冷蔵庫などを置いています。現場内にも重機や仮設資材などがあるので、夜間はセンサーライトや投光器で周囲を明るくしています。
不審な人物が近づいてきたときに、すぐ気付けるようにするためです。

小さな被害を地域で共有する

ここが、この記事で一番伝えたいところです。

例えば、

  • 刈払機が盗まれた。
  • 倉庫から工具がなくなった。
  • 車のホイールが盗まれた。
  • 銅線がなくなった。

一件一件は小さく見えるかもしれません。

しかし、それが複数の場所で繰り返されているなら、地域として無視できない問題になります。

「数万円だから我慢する」のではなく、

  • 小さな被害でも情報として残す。
  • 近隣でも共有する。
  • 不審な訪問や車両についても、無理のない範囲で情報を共有する。

という考え方が重要です。

まとめ

地方の建設業や農業では、仕事に必要な機械・工具・資材・農産物を、納屋や倉庫、作業小屋などに保管することが少なくありません。

そのため、盗難対策は「高価な建設機械を持っている人だけの問題」ではありません。

数万円の刈払機でも、工具でも、農産物でも、盗まれれば被害です。

そして最も重要なのは、

「盗まれた物を取り返すために、自分が危険な行動をしないこと」

です。

犯人を追いかけたり、直接問い詰めたりするのではなく、

  • 安全を確保する
  • 警察へ通報・相談する
  • 被害状況を記録する
  • 可能なら現場をそのままにして確認してもらう
  • 地域でも情報を共有する
  • 施錠・照明・防犯カメラなどを見直す

という順番で考えたほうがいいでしょう。

盗まれた物が戻ってこない可能性はあります。

それでも、「小さな被害だから届けない」という積み重ねより、「小さな被害でも記録を残す」という積み重ねのほうが、地域の防犯には役立つと私は考えます。

MCOON:Catch the hammer

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