コンクリートの圧縮試験 の読み:あっしゅくしけん
コンクリートの圧縮試験とは、硬化したコンクリートの強度(耐圧性能)を確認するために、供試体を専用機で押し潰して強度を測定する品質管理試験です。
コンクリートの圧縮試験 の詳細・定義
コンクリートは、硬化後にどれだけの圧力に耐えられるか(圧縮強度)が最も重要な性能指標です。
この強度を確認するために行うのが「圧縮試験(通称:潰し)」です。
試験は JIS規格 に基づいて実施され、現場で採取した供試体(テストピース)を用いて行われます。

試験のタイミングは1週目、4週目(通称:潰しの試験)
材齢7日(σ7):推定強度の確認
材齢28日(σ28):設計基準強度の確認(最重要)
コンクリートは28日で標準強度に達するため、この時点の試験結果が品質判定の基準になります。

テストピースではなく、現場で擁壁や集水桝などの強度を測定するにはシュミットハンマーを使用します。

強度試験で得られる値の単位はN/mm2(ニュートン)
コンクリート種類の例:21N-8-40
→この「21N」を確保できているかを、圧縮試験や非破壊試験(シュミットハンマー)で確認しているわけです。
※建築工事では、おおむね+2の強度になるように打設している
現場での試験の流れ
打設時に供試体を採取(試験業者立会い)
同時に品質試験を実施(以下は主な検査項目)
- スランプ試験
- 空気量試験
- 打設温度
- カンタブ試験(必要に応じて)
養生後、試験機で圧縮
強度データを記録・報告
試験頻度の目安(公共工事)
コンクリートの種類ごと、約 50m3ごとに1回程度 実施
構造物の重要度や仕様により多少変動しますが、一定量ごとに品質確認を行うのが基本です。
民間工事・DIYとの違い
公共工事:ほぼ必須(品質証明のため)
民間工事:必要に応じて実施
DIY:通常は実施しない
コンクリート試験にはコストがかかるため、小規模工事では省略されるケースが多いです。
コンクリートの圧縮試験の応用、実例
早期強度(7日)で施工の進行判断(型枠解体・次工程の判断)
28日強度で品質保証・検査対応
トラブル時の原因特定(強度不足・養生不良など)
また、試験結果は以下の判断材料になります。
- 養生条件が適切だったか
- 配合設計が正しかったか
- 打設品質に問題がなかったか
暑中コンクリートや寒中コンクリートなどでは、コンクリート硬化期間の養生(湿度・気温)に注意が必要です。

コンクリートの養生温度管理は、デジタルでもできますが
時間ごとの細かいデータが不要なら「最高最低温度計」があれば
1日おきに温度計を撮影・数値を記録するだけなので便利です。
コンクリートの圧縮試験に関係する
クラックスケール / カンタブ / 温度管理 / 品質管理


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