コンクリート試験
コンクリート試験とは、コンクリートの品質や施工状態を確認するために行う検査・測定のことです。
この用語の詳細
建設工事では、コンクリートの強度不足や品質不良が建物や構造物の耐久性、安全性に大きく影響するため、施工前後にさまざまな試験を実施します。
特に生コンクリート(レディーミクストコンクリート)の受け入れ時には、品質確認として複数の試験を行うのが一般的です。
主なコンクリート試験
スランプ試験
コンクリートの「やわらかさ」や施工しやすさ(ワーカビリティー)を確認する試験です。
スランプコーンという円すい状の器具にコンクリートを入れ、型を外したあとにどれだけ下がるか(沈下量)を測定します。
確認できること
- コンクリートの流動性
- 打設しやすさ
- 水分量の変化
空気量試験
コンクリート内部に含まれる空気量を測定する試験です。
コンクリートには微細な空気を適切に含ませることで、凍結や膨張に対する耐久性を高める目的があります。
確認できること
- 凍害への耐久性
- コンクリート品質
- AE剤の効果
塩化物含有量試験
コンクリート中に含まれる塩化物量を確認する試験です。
塩分が多いと、内部の鉄筋が錆びやすくなり、鉄筋コンクリート構造物の劣化原因になります。
確認できること
- 鉄筋や鋼材の腐食リスク
- 材料品質
- 海砂などの影響
温度測定
コンクリート材料の温度を確認する測定です。
コンクリートは温度によって硬化速度や品質が変化するため、施工時の温度管理が重要になります。
確認できること
- 硬化条件・ひび割れ対策
- 凍結リスク
- 暑中・寒中コンクリート対策
圧縮強度試験
コンクリートがどれだけの圧力に耐えられるかを確認する重要な試験です。
採取した供試体(テストピース)を専用機械で圧縮し、破壊時の強度を測定します。
確認できること
- 設計基準強度を満たしているか
- コンクリート品質
- 構造物の安全性
実用例
コンクリート試験が重要な理由
コンクリートは見た目だけでは品質を判断しにくいため、試験による数値管理が重要です。
- 強度不足
- 水分過多
- 材料不良
- 温度条件の問題
などを早期に確認することで、施工不良や将来的な劣化リスクを減らすことにつながります。
このページでは建設工事におけるコンクリート試験の種類や各目的について解説しています。
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