なぜ土壌改良が必要なのか
庭の土は、そのままでは植物に適していないケースが多くあります。
特に以下のような状態では、樹木や草花はうまく育ちません。
- 建物の基礎や地下構造物の影響で土が浅い
- コンクリート殻・タイル・ビニールなどの混入
- 固い地盤・砕石・建設残土が多い
- 砂や礫質で水持ちが悪い
- 雨のたびに水たまりができる(水はけ不良)
👉 この状態では根が張れず、生育不良や根腐れの原因になります
一言メモ上の項目であてはまる問題があれば
実践してみて下さい。
土壌改良の基本手順
まずは土の中の障害物を取り除きます。
- 小石・砕石・コンクリートガラ
- プラスチックやビニール
👉 根の伸長を妨げないため
👉 樹木の転倒防止にもつながる

水はけが悪い場合は必ず対処します。
暗渠排水(パイプ設置)
水抜き穴の施工
表面排水の調整(勾配づけ)
👉 根腐れ防止の最重要ポイント
一言メモ暗渠パイプ(有孔管)はストレートと巻になっているものがあります。径が太ければ詰まりにくいですが、庭づくりでの排水整備であれば、径は50~75mmで十分です。
暗渠パイプの設置例と部材の名称

ジョイント・ソケット(菅同士をつなげる部材)
キャップ(蓋)管に土が入り込まないようにする部材
エンドキャップ
補足:暗渠管の周りを丁寧に仕上げたい場合(土の流出を抑制する「吸出し防止」)
ヤシ繊維:吸出し防止材(マットを細くカットして、管の周りを巻くことで土の流出を抑えます)
一言メモジョイント・キャップの接続はワンタッチ。接着剤は不要です。
また、暗渠管の間隔は5.00~10.00mを目安にして下さい。

一言メモ暗渠(有孔管)の埋設深さは60cm~100cm(1m)ほどを目安に。
管の周りには砂利やもみ殻・貝殻などで埋めて水が集まるようにします。入手しやすい砂利は砕石(20~30mm)が安価です。
(ガーデニング用のきれいな砂利を使うのは勿体ないです)
> 暗渠パイプφ50mm 巻タイプ
> 暗渠パイプφ75mm 巻タイプ

ちなみに、「園芸の暗渠に貝殻?」と思うかもしれませんが
地山が粘性土、玉石が多く水はけがわるい農地(田面)で
ホタテの貝殻をフィルター材として使用しました。
排水効果は良く、砂利とは違ってトラクターで誤って深く掻き起こしても細かく砕ける素材ですし、資源の再利用としても有効です。
- 固いままだと根が広がらない
- 植えた木が風で倒れやすくなる
- 水や空気も通りにくくなる
👉 植物を植える場所は、最低でも深さ50cm程度はほぐす
(野菜などを植えるのであれば30~50cm程度が目安)
良い土の目安(簡単チェック)
植物を育成しやすい土は、湿った状態で握ったときに塊になるが、触るとぽろぽろと崩れるくらい。
(粘性が強すぎると握ったときの形のままです。)
地面が固く締まっているよりも、ふかふかした状態が理想的です。
👉 保水性を上げる
必要に応じて土の入れ替え。
腐葉土・堆肥を混ぜる
| 庭づくりの条件 | 割合の目安 | イメージグラフ |
|---|---|---|
| 標準的な土のブレンド | 赤玉土5:腐葉土5 | ![]() |
| 水はけ重視の地盤改良 | 赤玉土5:腐葉土5 | ![]() |
| 酸性を好む植物を植える場合 | 赤玉土3:鹿沼土3:ピートモス4 | ![]() |
![]() 赤玉土 | ![]() 腐葉土 | ![]() 鹿沼土 | ![]() ピートモス | |
|---|---|---|---|---|
| 特徴 | 通気性・排水性・保水性のバランスが良く、崩れにくい。無菌に近く扱いやすい基本用土。 | 落ち葉を分解・熟成させた有機質土壌改良材。保水性・保肥性を高め、土をふかふかにする。 | 軽石系の多孔質土で非常に軽く、水はけが良い。酸性が強めで崩れやすい。 | 湿地の植物が長期間堆積した有機質資材。非常に高い保水性と酸性を持つ。乾燥すると水を弾く性質あり。 |
| 主な用途 | 培養土のベース(他の用土と混合)、鉢植え・庭木・野菜全般 | 土壌改良、培養土の混合材、花壇・庭木・野菜全般 | 酸性を好む植物(ツツジ・サツキ・ブルーベリーなど)、盆栽、山野草 | 酸性土壌を好む植物、土壌改良、培養土の軽量化・保水性向上 |
| pHの目安 | 弱酸性 pH 5.5~6.5前後 | 弱酸性〜中性pH6.0〜7.0前後 | 酸性 pH4.0〜5.5前後 | 強い酸性 pH3.5〜5.0前後 |
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一言メモ【建設用語メモ】耕地(農地・菜園など)の土壌改良のために、性質の異なる土を追加・混合することを「客土(きゃくど)」と呼び
砂・赤土・黒土などを混ぜた土は「混合土(こんごうど)」です。
土壌改良:最初の土づくりで8割決まる
最初の段階で、しっかり改良しておけば植物は自然に育ちます。
(あまり肥料などをあげ過ぎるとかえって育成に支障を及ぼすことも)
- その後の管理は
→ 剪定で形を整えたり、年2〜3回の施肥程度でOK
→根を張った樹木は炎天下でなければ過度に水を与えなくても大丈夫です。
庭づくりの土壌改良で必要なこと:実務的なまとめ
- ガラ除去 → 根の環境を作る
- 排水改善 → 根腐れ防止
- 土をほぐす → 根の伸長確保
- 土を混ぜる → 性質調整










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