エクセルで名前や住所などを入力する際、ふりがなを表示したい場合があります。特に読みづらい地名や人名、専門用語などにふりがなをつけることで、より分かりやすくなり、文書が親しみやすくなります。操作も簡単なので、覚えておくと便利です。

Microsoft Excel 2024(最新 永続版)
オンラインコード
出典:楽天市場
ふりがなの表示方法(同じセルの中にふりがなを表示する)
まず、名前や住所を入力したセルにふりがなを表示させる方法を見てみましょう。例えば、以下のように入力します。

- 山田 太郎
- 佐藤 花子

これらの名前にふりがなをつけるには、ふりがなを表示させたいセルを選択し、「ホームタブ」のメニューから「ふりがなの表示/非表示」をクリックします。これで、セル内にふりがなが表示されます。

もし、表示されるふりがなを変更したい場合は、再入力するか、「ふりがなの編集」機能を使って自由にふりがなを修正できます。
カタカナとひらがなの切り替え

ふりがなをカタカナやひらがなに切り替える方法も簡単です。ふりがなを表示した後、「ふりがなの表示/非表示」ボタンの隣にある▼をクリックし、「ふりがなの設定」を選択します。

ここで、ひらがなとカタカナを切り替えたり、文字の配置(左寄せ・中央揃え・均等割付け・指定なし)の設定や、ふりがなに使用するフォントや文字サイズ、斜めや太字などのスタイル、下線や取り消し線などの設定を細かに変えることもできます。
応用編1:英語にふりがなをつける

例えば、「Stephen」という英語の名前にふりがなをつけたい場合、日本語で「スティーブン」と入力し、そのまま「ふりがなの表示/非表示」を使うと、ふりがなは表示されません。しかし、「ふりがなの編集」を使って、ふりがなを手動で入力することができます。これにより、英語名にもふりがなをつけることが可能です。
応用編2:縦書きの文章にふりがなをつける
縦書きのセルにもふりがなを表示することができます。手順は以下の通りです。


- ふりがなを表示したいセルを選択。
- 「ホームタブ」の「ふりがなの表示/非表示」をクリック。
- セルを縦書きにするには、右クリックメニューから「セルの書式設定」を選択。
- 「配置」タブ内の「方向」で縦書きを選びます。

これで、縦書きのテキストにもふりがなが表示されます。
PHONETIC関数を使って別のセルにふりがなを表示

別のセルにふりがなを表示したい場合、「PHONETIC」関数を使うことができます。使い方は簡単で、ふりがなを表示したいセルに「=PHONETIC()」と入力し、( )内に元となるセル番号を指定します。これで、別のセルにふりがなが表示されます。
