Excelでセルに長い文章や住所などを入力する際、テキスト全体を表示するために文字の折り返しが必要になる場合があります。以下では、具体的な例を用いながらその方法をご紹介します。
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例文:平家物語冒頭「祇園精舎の鐘の声」全文をExcelに表示
平家物語冒頭「祇園精舎の鐘の声」をExcelで表示してみましょう。
テキスト
祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす。奢れる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。猛き者も遂には滅びぬ、ひとえに風の前の塵に同じ。
このテキストをそのままExcelに貼り付けると、以下の問題が発生する可能性があります。

- テキストがセルからはみ出す。
- セル内でテキストが途中で途切れる。
これらの問題を解決するために、以下の方法で文字列を折り返し、読みやすく表示します。
文字を折り返して全体を表示する

- テキストが入力されているセルを選択します。
- Excelのホームタブで「折り返して全体を表示する」ボタンをクリックします。
- これにより、テキストがセルの幅に合わせて自動的に折り返されます。
セルの幅と高さの調整

折り返し設定を行った後、セルの幅を調節することでさらに読みやすくなります。ただし、折り返し位置はセルの幅を基準に決まるため、場合によっては任意の位置で改行を加える必要があります。
テキストを任意の位置で改行する方法
セル内で改行を行う際、スペースキー(空白)を使う方法は推奨されません。理由として、セルの幅が変わるたびに空白の数を調整する必要が生じるからです。その代わり、以下の方法を活用しましょう。
セル内で改行する(Alt + Enter)

- セル内の編集モードに入る
- セルをダブルクリックする。
- またはセルを選択した状態でF2キーを押す。
- 改行したい位置にカーソルを移動する
- Altキーを押しながらEnterキーを押す
- この操作で任意の位置で改行が可能になります。
- セルの幅や高さを再調整する
- 必要に応じてセルのサイズを調整し、完成です!

まとめ
Excelで長文をセル内に収める際は、以下のポイントを押さえて操作を行いましょう:
- 「折り返して全体を表示する」機能を活用する。
- 任意の位置で改行を行いたい場合はAlt + Enterを使用する。
- セルの幅や高さを適切に調整して、見やすいレイアウトを作成する。
これらのテクニックを活用すれば、Excelでの文字列操作がより効率的に行えるようになります。ぜひ実践してみてください!
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