3DプリントデータをExcelで表示する方法

Excel 3d STLファイルの挿入

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Excelは、主に表計算やグラフ作成に使用されるソフトですが、実は3Dプリンター用のデータを立体的な図形として文書内に挿入する機能も備えています。
これにより、専門知識がなくても3Dデータを視覚的に確認し、共有することが可能です。

STLファイル形式とは

STL(STereoLithography)形式は、3Dモデリングやプロトタイプ作成で一般的に使用されるファイル形式です。この形式は、3D CADやモデリングソフトで作成された立体モデルを保存するために用いられます。3Dプリンターでの加工にも対応しており、広く普及しています。

Excelに3Dプリンターデータを挿入する手順

今回は、TurboCADで作成した3Dモデルデータを例に、Excelへの挿入方法をご紹介します。

サンプルSTLデータ(zip)

Excelを開く

Excelを起動し、任意のシートを開きます。

「3Dモデル」を挿入する

メニューの「挿入」タブをクリックし、「3Dモデル(右側の小さな▽)」を選択。次に、「このデバイス」を選択します。

STLファイルを選択

表示される「3Dモデルの挿入」ウィンドウで、用意したSTL形式の3Dモデルを選択します。

エクセルのシート上に、3Dプリントモデルが表示されました。

モデルの配置と操作

挿入された3Dモデルは、Excelシート上で回転や拡大縮小が可能です。
「3Dモデル」タブから「3Dモデルビュー」を使って、自由な角度でモデルを確認できます。
サイズを調整したい場合は、図形の外側に表示される丸いハンドルをドラッグします。

3DプリントデータをExcelで活用するメリット

専門ソフトが不要

CADや3Dモデリングソフトを使えない人でも、Excelだけで3Dデータを確認することができます。
Excelのセルに商品名や部材の名称、数量、サイズなどのデータを記入することもできます。

視覚的な確認

写真や図面では分かりにくい形状をExcel上で視覚的に確認できます。
元の3Dデータを作成した担当者にサイズなどを確認しながら作業したり、商品の仕様などの資料としてまとめ、お客さんと共有することもできます。

情報共有が容易

Excelは多くの人が日常的に使用しているため、データの共有がスムーズなため、会議や打合せの資料としても活用できます。

3Dプリンター用データをダウンロードできるサイト

以下のサイトから、無料または有料で3Dプリンター用のSTLデータを入手できます。

3D CAD DATA

3DCAD DATA
日本国内向けのサイトで、3Dプリンター用のSTLファイルを無料でダウンロード可能。

Cults

Cults
個性的なデザインや小物など、さまざまな3Dプリント用モデルをダウンロードできます。

GrabCAD

GRABCAD
エンジニア向けのサイトで、機械部品や自転車パーツなど、複雑なデザインを提供。

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