建設現場や屋外作業では、発電機・ランマー・転圧機・カッターなど、燃料を使用する機械が多くあります。
ガソリンスタンドで燃料を入れてもらう場合は、消防法に適合したガソリン携行缶が必要です。
赤い缶として見慣れており、日本全国の現場で使われているメジャーなツールです。
携行缶と携帯缶の違い(補足)
よく「携行缶」と「携帯缶」を同じ意味として使われることがありますが、消防法上の正式な名称は 携行缶(けいこうかん) です。「携帯缶」という呼び方は一般的な俗称で、厳密には法令名称ではありません。

燃料を携帯しているという意味合いは通じますが携行缶が適切です。
ネットで商品検索する場合、どちらでも探せるようにメーカーが名称を調整しているようです。
ガソリンスタンドで燃料を入れてもらう場合や、現場で説明する場合は
「携行缶」が正しい表現になります。
小さな違いですが、覚えておくと誤解がなく専門性の高い情報として伝わります。
YAZAWAガソリン携行缶(赤色)レビュー

- 消防法に適合しているため安全に使用できます
- 容量20リットルで、頻繁に給油に行く手間が減ります
- ノズル付きなので機械への燃料補給がスムーズです
- 満タン20リットル入れると、かなり重く持ち運びが大変です
- 金属製のため、長年使用すると底面が摩耗し、燃料が染み出すことがあります
車に積んで持ち運び可能ですが保管に注意!
ガソリン携行缶は車に積んで運搬することができますが、夏場の車内放置は危険です。
高温でガソリンが膨張しやすく、保管は必ず日陰に置くようにしましょう。
また、現場のコンクリート面やアスファルト面で使用することが多く、引きずるなど乱暴に扱うと底がすり減って燃料がにじみ出ることがあります。
車内がガソリン臭いと感じたときは、底面が濡れていないか必ず確認してください。
※ガソリン蒸気は体に無害ではありませんし、引火の危険性も高いです。
燃料補給時は「空気ネジ」を開く
ガソリン携行缶は、ノズルから燃料を補給する際、空気を取り込むための空気ネジを開いて使用します。
また、20リットル満タンの場合は約20kgあり、高齢者や女性作業者には負担が大きく、こぼれる可能性もあります。
無理をせず少量ずつ入れるなど調整することも大切です。
そしてもちろん「火気厳禁」。
タバコを吸いながら作業を行うなどは絶対にNGです。
一見安全そうに見えても、ガソリンは非常に危険な液体であることを常に意識しましょう。
