ランマーの概要と使い方
ランマーの特徴
重量:30kg~70kg程度
ランマーは比較的小型の転圧機械で、狭いスペースや溝などの締固め作業に適しています。
軽量で取り回しが良く、住宅地や小規模工事でよく使われます。
三笠タンピングランマー
ランマー規格・型番 | 重量 | ストローク |
静音型 MT-55H-SS | 59kg | 30~70mm |
充電式 MT-e55 | 75kg(バッテリー搭載時) | 30~70mm |
使用方法と土の締固め作業のコツ
使用方法
ランマーの底面(プレート部分)を平らな地面に設置し、エンジンを起動します。
前後に動かしながら均一に圧力をかけることで、効率よく土を締固めます。
数回重ねて作業を行うと、さらにしっかりと締固めが可能です。
1.掘削または埋め戻し(埋め戻しの際は所定の厚さによる巻き出しを行う)
2..地面(路面)の床均し・転石除去
3.ランマーを使用して締固めを行う。
作業のコツ
地面が均一な状態でない場合、先に大きな石や障害物を取り除いておくと効果的です。
過度な力を入れず、ランマーの自重を利用してゆっくり進めると、均一な仕上がりになります。
縦横に重ねて作業することで、隙間なく締固められます。
巻き出し厚さの確認、工事写真撮影には以下のテープが便利です。
およそ2000円ほどで購入でき、写真の見栄えと効率化におすすめです。

巻出しテープ・土工埋め戻しピッチ・目盛り付き
マイゾックス貼り付けロッド
使用時の注意点
安全対策
ランマーの振動が腕に負担をかけるため、長時間の連続作業を避けて適度に休憩を取ることが重要です。
振動による工具落下や反動での怪我を防ぐため、しっかりとハンドルを握り、滑りにくい手袋を着用してください。
エンジン管理:メンテナンス
作業前に燃料とオイルを点検し、エンジンがスムーズに作動する状態を確認します。
作業後は清掃を行い、泥や砂がエンジン部分に詰まらないようにメンテナンスを実施します。
作業環境
傾斜地や不安定な足場では使用を避け、平坦な地面で使用してください。
雨天時や湿った地面では滑りやすくなるため、十分な注意が必要です。