はじめに
関数電卓は、一度購入すると数年、場合によっては10年以上使い続ける道具です。
私自身、測量や施工管理を始めてから何十年も関数電卓を使っていますが、新しい機種へ買い替えるときに重視するポイントは、一般的なレビューとは少し違います。
- 関数の数
- グラフ機能
- プログラミング機能
よりも、
「現場でどれだけ素早く計算できるか」
これを最優先にしています。
今回は、SHARP EL-509を購入した理由と、実際に手に取って感じた第一印象を紹介します。
購入前に検討した機種 CASIO ・SHARP・CANONのうち私が使いやすい機種
今回購入前に比較したのは、
CASIO ClassWiz CWシリーズ
SHARP ELシリーズ
CANON (シリーズ名は忘れました)
でした。
CASIOも非常に人気がありますが、パンフレットやパッケージだけでは

登録した数値を何キーで呼び出せるのか
が判断できませんでした。

このパンフレットに掲載されているCLASSWIZシリーズでは
従来の関数電卓よりもボタンがすっきりしていて、図や表計算、分布(ヒストグラム)などの機能が充実しており、計算結果をQRコードでスマホやパソコンでも確認できるよう進化しています。
かなり魅力的でしたが、私が求める関数電卓は、間違いを防ぎ、入力しやすいこと。MR(メモリー)ボタンがどうなっているかが最重要課題です。
私は測量で同じ数値を何度も呼び出すため、
メモリー機能を重視しています。
そのため今回は、以前から使い慣れているSHARPを選びました。
赤い本体を選んだ理由

画像左:以前使っていたSHARP EL-501J 右:SHARP EL-509T
今回購入したモデルは赤色でした。(他のカラー:黒・白・銀色・スケルトンなど)関数電卓として性能には関係ありませんが、
現場では意外とメリットがあります。例えば、
- 落としても見つけやすい
- 他の人の電卓と間違えにくい
- 傷が付いても目立ちにくい
黒い工具や測量機器が多い建設現場では、赤色は思った以上に目立ちます。
ちょっとしたことですが、実用面では悪くない選択だと思いました。
関数電卓の大きさはスマホ程度

本体サイズは現在のスマートフォンとほぼ同じくらいです。片手で持ちやすく、
胸ポケットや作業服のポケットにも入ります。
ケース表面には薄い模様が入っており、
持ったときの滑りにくさや傷が付きにくそうな印象を受けました。
>> SHARP関数電卓
>> CANON関数電卓

今までCASIO、SHARP、CANON関数電卓を使ってきましたが
新しい機種が出ると、どれが自分にとって素早く操作出来てミスしにくいか、吟味したうえで選んでいます。
個人的にはボタンはゴムよりプラスチック派かな・・

関数電卓の見た目はスマホっぽいので
電車に乗っているときに計算していると、周りにはスマホを弄っているように見えるでしょうね。
私が関数電卓で一番重視するのはメモリー操作
レビューでは液晶や関数の数を比較することが多いですが、
私が最も気にするのは
メモリーの呼び出し操作が可能な限りシンプルなことです。

パソコンやスマホでいうところの、コピー&ペースト機能が
どれだけ少ない操作でできるかを重視しています。
だから、見た目や機能プログラムの量よりもボタンに何が書いてあるのかだけ注目しています。
測量では、
機械高など、同じ数値を何十回、何百回と使います。
理想は「MRキー1回」多くても2キー以内で呼び出せること。
たった1キーの違いですが、1日に数百回操作すると、作業時間にも影響します。
高機能だから良いわけではない・・と私は思う
最近の関数電卓には
- グラフ表示
- QRコード
- プログラミング
- 多彩な関数
などがあります。
もちろん便利ですが、私の場合、現場ではほとんど使いません。むしろ、必要な機能へすぐたどり着けること、
計算結果を素早く確認できることの方が重要です。

電卓を使って確認・導き出した値は
最終的にはパソコンで集計したりグラフに加工しますよね。
(誰でも見やすい形に整える)
おまけ:実はプログラムできる電卓やポケコン・即利用くんも持っています
関数電卓があれば、測量や三角関数など専門的な計算もすぐに行えます。
さらに、同じ計算を何度も繰り返す場合は、プログラムを組むことで入力作業を減らし、より素早く計算することもできます。
私自身、プログラム関数電卓やポケットコンピュータ(ポケコン)、そして土木計算ソフト「即利用くん」なども使ってきました。
MCONでは関数電卓の使い方だけでなく、「なぜその計算になるのか」という基本的な考え方も大切にしています。
BASICで簡単なプログラムを作るところから始めてきた経験があるため、今後は必要に応じて、計算の自動化や簡単なプログラムについても紹介していきたいと思います。
CASIO WX-4
液晶画面のパソコン:プログラミングも可能です。(世界標準のQWERTY配列)
数当てゲームやスロットマシン、テキストベースのローグライトゲームくらいなら作れる(でしょう)
※メモリの関係上、動作速度やプログラム情報量に制限があります。


プログラムは主に「BASIC」で簡単な計算式をプログラミングしておけば、大抵の計算はコレだけでできます。
(ミニゲームも作れますよ)

エンジニアの専門的な計算は、Excel表計算やマクロ、VisualBasic・Ruby・Python・C言語・C++などのプログラミング自動化、最近ではAI利用が注目されていますね。
現代ではポケコン(ポケットコンピューター)は希少で、↑ 写真の機種はAmazonでも販売されていません。
>> SHARPポケコン G850V Pocket Computer
これから実際に使ってみます
今回購入したSHARP EL-509は、まだ使い始めたばかりです。
これから、実際に水準測量や出来形管理などで使用しながら、
- 初期設定
- メモリー機能
- 測量で便利だった使い方
- 現場で素早く計算するコツ
なども紹介していく予定です。
メーカー仕様だけでは分からない、現場経験者ならではの使い方を今後の記事でまとめていきます。



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