工事現場では、施工状況などを写真で記録することが日常的に行われています。
従来は大きめの黒板を使用していましたが、荷物がかさばる、片手がふさがるなどの不便さがありました。
そのため、最近では持ち運びやすい「ミニ黒板(小黒板)」が注目されています。
ミニ黒板は小さくても十分に実用的

自撮り棒でスマートフォンを使うように、工事写真でもカメラとミニ黒板の組み合わせが便利です。
ミニ黒板はおよそ20cmほどのサイズで、伸縮式の取っ手付きタイプなら黒板を手で支える必要がありません。
カメラを構えたまま黒板の位置や角度を簡単に調整でき、撮影アングルの自由度が高まります。
さらにコンパクトなので、必要なときにすぐ撮影できるのも大きなメリットです。
たとえば、
「ダンプトラックに残土を積み込んでいる状況写真」などでは、
詳細な説明を黒板に書く必要がないため、ミニ黒板で十分対応可能です。
ミニ黒板を選ぶ際のポイント
おすすめは、黒板面(緑)とホワイトボード面の両面仕様になっているタイプ。
クレヨンは消えにくいため使用せず、チョーク・レインチョーク・ホワイトボードマーカー(黒・赤)の組み合わせが使いやすいです。

屋外でもホワイトボードの文字がハッキリ見えます。
マーカーは「太字」がおすすめですが、万が一黒板が濡れている時は
黒板(緑色)の面で使い分けると更に安心です。
また、工事名や施工業者名などは、テプラなどで印刷したシールを貼り付けておくと便利です。




黒板の固定金具は丈夫なバネになっていますので
カッチリ固定可能です。
建設現場で使用される一般的な黒板サイズ
一般的な工事写真用黒板のサイズは 45cm × 60cm です。
出来形・配筋検査・品質管理など、記載内容が多い場合にはこのサイズを使用します。

工事写真で重視されるのは、測点・設計値(実測値)
立会者などの項目の有無です(発注者による)
一方で、全景写真や作業状況写真など簡易的な撮影にはミニ黒板が最適です。
【補足】建設現場で人気のあるデジタルカメラ
工事写真の撮影には、現場環境に強いタフタイプのデジタルカメラが好まれます。
特に近年では、RICOH(リコー)製の防水デジタルカメラが多くの現場で採用されています。
建設現場は雨・泥・ホコリ・高温や低温など、カメラにとって過酷な環境が当たり前です。
そのため、選ばれるカメラには次のような性能が求められます。
- 防塵性能:砂やホコリの侵入を防ぎ、レンズやボタンを保護
- 防水性能:雨天時や水たまり周辺でも安心して撮影可能
- 耐衝撃性能:落下や衝突に強く、現場での使用に適している
- 耐寒性能:冬季や雪の現場でも動作が安定
これらの条件を満たすRICOH WGシリーズは、建設業やインフラ関連企業で高い評価を得ています。
無骨でタフなデザインも、現場で扱いやすく人気の理由の一つです。

- 防水・防じん・耐衝撃・防寒仕様
- 建設工事向け(CALS対応)・アウトドアに強い
- 電池の持ちがよい
- 特に無し
RICOH WG-80 リコー本格防水デジタルカメラ

CALS対応の工事現場でなくても、このカメラを使っていれば
困ることはないでしょう。
カラーバリエーションもあります。
まとめ
工事写真は「記録としての正確さ」と「現場での効率」が求められます。
ミニ黒板を活用することで、撮影の手間を減らしつつ、スマートに記録を残すことができます。
現場の省力化やスピードアップを目指すなら、一度試してみる価値があります。



