マキタの充電式草刈り機レビュー:軽量で静かに草刈りできる

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河川維持管理や現場環境改善のため、地域の草刈り作業に協力することは珍しくありません。
ストックヤード(残土置き場や資材置き場)の管理でも草刈りは頻繁に発生します。

従来はエンジン式草刈り機が主流でしたが、

本体が重い

エンジン振動による手腕・肩の負担

作業時の大きな騒音

といった問題があり、作業者への負担は小さくありませんでした。

草刈り作業者は防振手袋や耳栓をつけていても、振動と騒音でヘトヘトになります。さらに近隣住民も、うるさすぎて窓を閉めなければいけないほどです。(少なくともテレビや会話は聞こえなくなる)
“昔からこのくらいは当たり前”という感覚のままではいけません。

草刈り機もバッテリー式へ移行しつつある

時代の変化とともに、草刈り機はエンジン式からバッテリー式へ移行しつつあります。

マキタの充電式草刈り機は、バッテリーを交換するだけで使用でき、軽量で扱いやすく、
騒音も大幅に抑えられます。

「草刈り=面倒、しんどい、うるさい、手がしびれる」という印象が軽減され、作業への抵抗を小さくできるのが大きなメリットです。

草刈りは積算上でも考慮すべき

積算では一般的にエンジン式で計上されていますが(肩掛け式など)
これまで作業者の身体的負担や振動障害への配慮は十分とは言えませんでした。

バッテリー式はパワーや刈れる面積に若干の差はありますが、

身体負担の軽減

騒音の低減

排気ガスの解消

など多くの利点があり、時代に適した選択だと言えます。

特に、のり面や凹凸が激しい箇所、ケーブル障害物がある現場では作業負担は大きいものです。
単純に「面積×時間」だけで評価するのではなく、負担の少ない道具を採用することは発注者側の責務でもあります。

マキタ充電式草刈り機レビュー

マキタ(Makita) 充電式草刈機 18V バッテリ
総合評価
( 4 )
メリット
  • 軽量で作業者の負担が少ない
  • 充電バッテリーで繰り返し使用できる
  • 騒音を大幅に抑えられる
  • キックバック時に刃先をストップする機能が搭載されている
デメリット
  • エンジン式に比べ、若干パワー不足を感じる人もいる

バッテリー持続時間の目安

通常作業であれば、バッテリー1本で約1時間ほど使用できます。
予備バッテリーを充電しながら使用すれば効率よく作業を続けられます。

草刈りは夏〜秋にかけて行われることが多いため、休憩を挟みながら、
バッテリー交換をひとつの時間管理の目安として作業するのがおすすめです。

「充電式はパワー不足で刈れない?」について

エンジン式でも、固く成長した草やツタ状の草は刈りにくい場合があります。
充電式だから刈れないというわけではなく、草の状態や刃の劣化にも左右されます。

草刈り機は「根元から引き抜く」作業ではなく、あくまで「刈り払う」ための道具です。
パワーを抑制できることで、逆に安全に作業できるという視点もあります。

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