建設工事・駐車場などにスプレーで書く文字プレート(文字盤・マーキングシート)

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建設工事に携わっていない方でも、一度は見たことがあるかもしれません。
現場では以下のような場面で、スプレーと文字プレート(文字盤)を使って管理を行います。

ちなみに、正式名称は「マーキングシート」です。
スプレー文字盤、道路マーキング、建設ナンバーなどの検索ではなかなか見つからない貴重なアイテムだったりします。

マーキングシートの使用例

測点ナンバーの明示

仮設材(敷き鉄板・矢板など)の使用枚数の表示

河川工事での水位表示(WL:通常水位、HL:高水位など)

テトラポッドなどプレキャスト製品の通し番号記入

また、駐車場の区画番号や敷地内のエリア分けなどでも、文字プレートは便利に活用できます。

ヤマヨ(YAMAYO) マーキングシート
総合評価
( 4.5 )
メリット
  • 繰り返し使えるためコスパが高い  スプレー塗料が乾いたあとに軽くしならせれば塗膜が剥がれ、何度でも再利用できます。  使い捨てではないため、長期的に見るとコスト削減につながります。
  • 数字や文字が均一で、仕上がりが美しい  手書きよりも仕上がりが正確で、撮影や報告用の写真でも見栄えが良くなります。  特に公共工事では、記録写真の品質向上に役立ちます。
  • 軽量・柔軟で持ち運びが簡単  薄くて丈夫な素材なので、現場での移動や収納にも便利。  必要な文字だけを抜き出して使えるため、作業効率も良いです。
デメリット
  • 風の影響を受けやすい  軽い素材のため、屋外では風で浮いたりズレやすいことがあります。  マスキングテープなどで軽く固定して使うと安定します。
  • スプレーの吹き方に慣れが必要  一度に吹きすぎると塗料が垂れてしまい、文字がにじむことも。  初心者は「薄く数回吹く」練習が必要です。

クレヨンチョークを使ったマーキングには

文字プレートの使い方

文字プレートは、薄いシート状で繰り返し使用できる素材でできています。
サイズはいくつかあり、シートごとに「NO.」「A~Z」「0~9」などが切り抜かれています。

使用手順

1.プレートを対象面に密着させる

2.白や赤などのスプレーで、文字盤の上から軽く塗料を吹き付ける

3.プレートを外して塗料を乾燥させる

💡 文字盤を使ったマーキングのコツ

一度に厚く吹き付けると塗料が垂れやすいため、薄く数回に分けて吹くのがポイントです。

2~3回軽く吹き付けることで、ムラのないきれいな仕上がりになります。

文字サイズは45mmと100mmが使いやすい

公共・民間を問わず、必要最小限のマーキングが理想です。
あまり多くの文字や記号を書くと見栄えが悪く、一般の人には意味が伝わりません。

45mmサイズ:基準点や測点などに最適。見やすく、控えめな印象。

100mmサイズ:構造物や大型資材など、遠くからでも視認性を確保したい場合に便利。

※一昔前はサイズの種類も多くありましたが、現在はこの2種類が主流です。
大きな構造物や仮設材に番号などを明記する場合170mm前後がおすすめです。

工事管理目的なら構造物の裏側でもOK

例えば、L型擁壁の表面に通し番号(1、2、3…)が見える状態では、見栄えが損なわれます。
管理上の識別が必要な場合は、構造物の裏面や底面にマーキングしておくと良いでしょう。

また、水道管や送水管などの埋設工事では、本数やジョイント位置を示すマーキングを写真記録に残すことがあります。この場合は視認性を重視して100mm前後のサイズで明記し、埋め戻し後には見えなくなる前提で使用します。

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170mmの大きい文字のマーキング(仮設や広範囲)には
TOP-170が使われています。
(NO.0から9までの一式セット)

>> YAMAYO測定機器 公式サイト

>> 太平産業 公式サイト

スプレー文字盤(マーキングシート)のQ&A

文字プレートはどのくらい繰り返し使えますか?

丁寧に扱えば数年~十数年使用できます。
使用後はスプレー塗料が乾いたあと、プレートを軽く曲げると塗膜が剥がれやすくなります。
熱や薬品が付着しないよう注意すれば、長持ちします。

スプレーの種類や色は?

どんなスプレーでも使用可能ですが、白・赤・黒・青・黄・緑などの基本色が主流です。
塗る対象の色と反対色を選ぶことで、より目立たせることができます。
現場では特に白色と赤色の使用が多いです。

スプレーで書いた文字が液だれしてしまいます。

スプレーは吹き付けたい部分よりやや広めに構え、一気に吹かず薄く数回に分けて塗布します。
焦らず少しずつ塗り重ねることで、にじみやムラを防げます。

スプレーは吹き付けたい対象の外で吹付けを止めるイメージです。
スプレーを途中で止めると塗料がその部分に多く付着してしまい、液だれしやすくなります。
100m走に例えるなら、ゴールを少し過ぎてから止まる感じで。

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