

はじめまして。このサイトを運営しているMコンです。
建設業界に携わり、現場管理やIT活用を中心に実績を積んできました。
この記事では、私がこれまでの経験から学んだ知識を元に、具体的な事例と共に解説しています。少しでも皆さまの役に立つ情報を提供できれば幸いです。
この記事では、工事現場の設計で意外と忘れがちな
集水桝(集水ます・場所打ちます・現場打ちます)にステップを取付ける基準と位置について解説しています。
ステップは、足掛け金具などと呼ばれることもありますが、この記事では「ステップ」として記載しています。
ステップは集水桝の深さが1.0m以上になると必要になります
集水桝に取付けるステップは、集水桝の深さが1.0m以上になると2本必要です。(2段)
(桝の内径が1.0m以上であればステップを取付ける必要がありますが、それ以下の大きさの桝には基本的にステップは不要です)

ステップを取付ける高さは、上の略図を参考にしていただくと分かりやすいのですが
(記事見出しの画像と同じものです)
集水桝の底「泥溜め(どろだめ)」から50cm上に1本、さらに30cm上に1本
つまり、桝の深さ1.0mでは、ステップは2本必要です。
横の位置は、他の接続物に支障のない場所、一般的には桝の中心に取り付けます。
なお、足掛け金具は「ノーブレーンステップ(W=300)」が一般的に使われることが多く、コンクリート壁面に「後付け施工」する場合には、アンカーボルト打ち込み式の製品を使用します。
桝の深さが深くなるほどステップの段数が増えます
どのサイズの集水桝でも、底から50cmと、ステップ間の距離30cmが基準になります。
集水桝の深さHが変化した場合
H=1000 ステップ2段
H=1200 ステップ3段
H=1400 ステップ3段
H=1600 ステップ4段
H=1800 ステップ5段(蓋に支障がある場合は協議)
集水桝の内径は1.0m以上
集水桝の内径が1.0mに満たない大きさの場合、基本的にステップは不要です。
また、集水桝に接続する水路の数や位置によって、ステップの位置や本数が変わることもあります。
この記事で記載したステップの高さや本数は、基準の目安ですので、詳細は工事担当者との協議をおすすめします
正確な位置出しにはレーザー計測がおすすめです

敷地境界の種類と面積の計算(敷地面積求積)ヘロンの公式など
XとY軸のプラスマイナス、座標間距離の計算方法を図解で説明(座標測量関連)