職種や作業によって使い分け!水平器のおすすめ・選び方

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建設現場では「水平を出す」作業が品質と安全性を左右します。作業内容に合わせて最適な水平器を選ぶことで、効率も精度も大きく変わります。ここでは、用途別におすすめの水平器と、それぞれの特徴・注意点をまとめました。

サイズ・用途ごとの水平器の種類(主に5種類)

ハンディタイプ水平器(120~300mm)

シンワ測定(Shinwa Sokutei) ブルーレベル Jr.2 150mm マグネット付
総合評価
( 4.5 )
メリット
  • 小型で持ち運びやすく、腰袋や工具箱に常備できる
  • 鋼材や鉄骨などにマグネットで固定しながら両手で作業できる
  • 丈夫な構造で落下や衝撃にも強く、現場向き
デメリット
  • 測定範囲が短く、広範囲の水平確認には不向き
  • 傾斜や微妙な高さ調整には別の工具が必要

一般タイプ水平器(300~900mm)

シンワ測定(Shinwa Sokutei) ブルーレベル Pro2 300mm マグネット付
総合評価
( 4 )
メリット
  • 建築現場で最も汎用性が高く、木工・配管・鉄骨など多用途
  • 水泡レベルが見やすく、水平の判断がしやすい
  • 軽量で扱いやすく、コストパフォーマンスに優れる
デメリット
  • 長さが中途半端で、狭い場所や長尺部では不便なことも
  • 気泡管の保護が甘い製品では破損の恐れあり

長尺タイプ水平器(~1800mm)

シンワ測定(Shinwa Sokutei) ブルーレベル Pro2 1500mm マグネット付
総合評価
( 4 )
メリット
  • 長い資材や開口部の水平確認に最適・工事写真の下がり確認など
  • コンクリート・鉄骨・型枠などの直線確認に高精度
  • 広範囲の平面確認により施工精度を高められる
デメリット
  • 持ち運びや保管にスペースが必要
  • 軽量だが長さのため曲がりやすく、取り扱いに注意
  • 高所や狭所での使用には不向き

角度調整スラントタイプ

シンワ測定(Shinwa Sokutei) ブルースラント 回転式
総合評価
( 3.5 )
メリット
  • 盛土や擁壁など、角度を伴う施工現場に最適
  • 任意の角度を設定して確認できるため、勾配測定に便利
  • 数値で角度を確認できるため、ミスが少ない
デメリット
  • 通常の水平確認にはオーバースペック(水平の精度を調節するには水平な場所で裏表でダイヤルを確認)
  • 使用頻度が限定的で、価格がやや高め(法面や重力式擁壁などの作業用)

排水勾配用水平器

トラスコ中山(TRUSCO) 排水勾配器
総合評価
( 4.5 )
メリット
  • 排水や配管作業に特化した勾配設定済みモデル
  • 1/200や1/100などの勾配を簡単に確認でき、計算不要
  • 配管などの設置作業の時短・効率化に優れる
デメリット
  • 勾配が固定されているため、自由な角度設定は不可
  • 精度は高いが、限定用途ゆえに汎用性が低い

今回は、レーザーやデジタル機能付き水平器の解説は割愛させていただきました。

代表的な水平器ブランドと特徴

シンワ測定(SHINWA)

・日本国内でもっとも普及している測定工具メーカー。

・精度と耐久性に定評があり、建築・土木・DIYすべてに対応。

・ステンレス製フレームやマグネット付モデルなど、ラインナップが豊富。(ブルーシリーズ)

おすすめ用途: 木工・配管・型枠など、一般的な建設作業全般。

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シンワ測定(Shinwa Sokutei)
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タジマ(TAJIMA)

・プロの建設現場向けに設計された高耐久モデルが多い。

・マグネット付きアルミフレーム、視認性の高い蛍光液入り気泡管などを採用。

・一部モデルでは防塵・防滴設計で、屋外でも使用しやすい。

おすすめ用途: 鉄骨・鋼材など、強度が求められる現場向け。

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タジマ
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髙儀(Takagi)

・日本の老舗工具メーカーで、DIYからプロ用途まで幅広い製品を展開。

・トビレベル極彩シリーズなどを展開しており、コスパの高さ扱いやすさが魅力。

・一般的な建設作業に十分な精度をもち、アルミ製の軽量ボディやマグネット付きモデルなども豊富。

おすすめ用途: DIY、木工、住宅リフォーム、一般建設作業の補助確認。

エビス(EBISU)

高精度な気泡管と高い視認性:透明度の高いアクリル気泡管を採用し、読み取りやすく誤差の少ない測定が可能。

・頑丈なアルミボディ構造:落下や衝撃に強く、建設現場などの過酷な環境でも安定した精度を維持。

・豊富なラインナップ:マグネット付き、デジタル式、耐水タイプなど、用途や現場環境に合わせた多彩なモデルを展開。

おすすめ用途: DIY・木工・配管・型枠など、一般的な建設作業全般。

とくにエビス公式サイトでは、カラフルな気泡管や
水平器の製造過程が掲載されていて綺麗
です。
職人が真心こめて作ったものなので、現場で水平器を投げたり粗末に扱わないようにしましょうね。

職種や作業内容に合わせた水平器の選び方(1~2種類の水平器を常備)

現場で使用する水平器は、職種や作業内容によって最適な種類が異なります。たとえば、大工や内装工事では小型や中型の携帯しやすいタイプが重宝され、土木や建築基礎工事では長尺タイプやデジタル式が活躍します。
そのため、自分の作業スタイルに合わせて1~2種類の水平器を常備しておくことをおすすめします。用途に応じて使い分けることで、作業効率や精度が大きく向上します。

柱や鉄骨の組み立て作業、ガードレールの打ち込みなど、片手で水平を確認したい場面では、マグネット付きのポケットサイズ水平器が便利です。
鉄製の部材や打ち込み機械(モンケンなど)にそのまま吸着できるため、両手を使って位置調整が可能です。狭い場所や高所作業でも取り回しがよく、携帯性にも優れています。

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