
寒い冬が訪れると、引違窓の隙間からの風や雨が進入して、思うような室温を維持することが難しくなります。
窓に隙間があると暖房の効率も悪くなってしまいますので、早い段階での対処が必要です。
この記事では、引違い窓の隙間風や雨からくる寒さへの対策について図や写真を使って解説しています。
家の中を快適で暖かく過ごすための簡単なメンテナンス方法やお役立ちアイテムも紹介しています。寒冷地域や冷たい風の強い日に備え、この冬は快適な空間を手に入れましょう!
サッシのパッキンがよれている・クセがついている場合

パッキンにゆがみやよれが発生している場合は、指やドライバーなどを使ってパッキンを正常な向きに直してみるか、クセがついている部分をヘアドライヤーで温めながら元通りにすることができます。
窓枠とサッシ(障子)が斜めになっている

窓を閉めた状態で引き違い窓(サッシ)本体と障子の上下を確認し、もし本体と障子が平行でない場合は、障子の高さを調整することで隙間を改善することができます。
必要な道具は、プラスドライバー(あればマイナスドライバーも)だけです。

障子の内部には戸車(ローラー)が組み込まれており、高さを微調整することができます。障子の下部には「プッシュボタン」と呼ばれるプラスチック製のキャップがついていますので、本体に傷をつけないようにマイナスドライバーなどを使ってプッシュボタンを取り外します。

プッシュボタンの穴には高さを調整する「調整ねじ」があり、ねじを時計回りに回すと障子の高さが上がります(反時計回りで障子が下がります)
障子の高さ調整が完了したら、プッシュボタンを元通りに戻して作業は完了です。
窓全体が歪んでいて隙間が改善されない
窓全体が歪んでいて、高さの調整では隙間が改善されない場合、窓全体にゆがみが生じている可能性があります。
このような場合、専門業者に修理を依頼するのがベストですが、費用が高額になることも考えられます。
そこで、手軽な対策として「隙間テープ」を使用することがおすすめです。
このテープは摩耗性に優れたナイロンとウレタンでできており、両面テープのシールをはがして固定するだけなので作業は数分で終わります。サッシの大きさに合わせてハサミで切って使用できるため、ほとんどの大きさの窓に使用できます。
また隙間風を防いで冷気を遮断ぎ、防水効果を得られるだけでなく、花粉や虫の進入を防いだり、防音対策にも役立ちます。