建設業で使われる「単価表(たんかひょう)」。
材料費や人件費、機械使用料などの単価をまとめた一覧表で、積算や見積作成の基礎になる重要なデータです。
建設会社ごとに独自の単価表を管理している場合もあります。
単価表とは、建設工事で使用する材料や労務費などの単価を一覧化したものです。
例えば、
- 資材単価
- 労務単価
- 機械損料
- 施工単価
などがあります。
積算や見積作成では、これらの単価を組み合わせて工事費を計算します。

建設業で使われる主な単価
建設業では、様々な単価が使われています。例えば
工事で使用する材料の価格です。
- セメント
- 鉄筋
- 配管材
- 木材
などがあります。
作業員や技術者の人件費です。
- 普通作業員
- 配管工
- 型枠工
- 重機オペレーター
など、職種ごとに単価が異なります。
重機や機械を使用するための費用です。
- バックホウ
- ダンプ
- 発電機
- 高所作業車
などがあります。
燃料費や維持費を含めて計算される場合もあります。
施工内容ごとにまとめられた単価です。
- 舗装1㎡
- 配管1m
- フェンス設置1式
など、作業単位で設定されることがあります。
単価表はデータベース管理されることも多い
最近では、
- 見積作成ソフト
- 積算ソフト
- エクセル
などで単価を管理するケースも増えています。特に、
- 品番
- コード番号
- 工種分類
などを使ってデータベース化すると、見積作成が効率化できます。
また、独自単価や施工ノウハウを反映した単価表は、他社との差別化につながる場合もあります。

複雑な条件や要素でこれらの膨大なデータを計算できる
積算ソフトや見積りソフトが便利です。
公開されている単価もある
建設業では、公開単価を参考にすることもあります。例えば、
建設資材価格を掲載した書籍やWebサービスとして、
などがあります。
ただし、実際の工事では、
- 地域差
- 現場条件
- 物価変動
などによって価格が変わる場合があります。
単価表と代価表との違い
単価表と似た言葉に「代価表」があります。
単価表は、「1単位あたりの価格」をまとめたものです。
例えば、
- セメント1袋 2,000円
- 普通作業員 20,000円/日
などです。

代価表は、実際の施工数量を掛け合わせて工事費を算出したものです。
例えば、
ひび割れ補修工事
- セメント 0.5袋 × 2,000円 = 1,000円
- 普通作業員 0.2日 × 20,000円 = 4,000円
さらに、
- 機械費
- 諸経費
などを加えて工事費を計算します。
つまり、
- 単価表 → 単価一覧
- 代価表 → 実際の工事計算
という違いがあります。
内訳書だけでは分かりにくい場合もある
見積書や内訳書だけでは、
- 何の単価を使ったのか
- 数量計算はどうなっているか
分かりにくい場合があります。そのため、
- 単価表
- 代価表
を確認することで、積算内容を詳しく把握できる場合があります。
単価表を必ず開示するとは限らない
建設工事を依頼する場合、すべての会社が単価表や代価表を提出するとは限りません。
特に民間工事では、
- 見積書のみ
- 一式表示
で提出されるケースもあります。ただし、
「見積金額が極端に高い」
「内容が不明確」
などの場合には、確認資料として単価表や代価表を求めることもあります。
単価表は積算・見積の基礎データ
単価表は、建設工事における価格管理の基礎資料です。
積算や見積だけでなく、
- 実行予算
- 原価管理
- 工程管理
などにも関係する重要なデータになります。
関連用語
相見積 / 請求書 / 原価管理 / 実行予算 / 諸経費 / 材工共 / 進捗率 / 事前調査



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