TurboCADV26 ファイルとウィンドウ操作、最新版の他ソフト互換性

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TurboCAD

基本操作① ファイルとウィンドウ操作

この記事はTurboCADの基本操作のうち、ファイルの新規作成やファイルの開き方、保存に関する内容の説明と簡単な応用について記載しています。

Mコン

はじめまして。このサイトを運営しているMコンです。
建設業界に携わり、現場管理やIT活用を中心に実績を積んできました。
この記事では、私がこれまでの経験から学んだ知識を元に、具体的な事例と共に解説しています。少しでも皆さまの役に立つ情報を提供できれば幸いです。

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2D・3Dに関わらず、CADデータの取り扱い方やデータの互換性を把握することで、CADや3Dモデリングソフトやグラフィックソフトなど、図面データを即座に応用することができます。

またTurboCADのバージョンはV26 Deluxe64Bit版(Windows)を使用していますが、これ以前のバージョンでも操作はほぼ同じです。

この記事の流れ

STEP
図面(ファイルの開き方)を確認する

図面(データ)の開き方について解説しています。
この基本操作は、CADだけでなく他のパソコンソフトやアプリなどと共通の操作です。

STEP
作図画面の使い方

作図画面の分割など、便利な機能を紹介しています。

STEP
CADデータの種類と互換性について

TurboCADを参考に、どのような保存形式があるのかを紹介しています。
他のCADとのファイル互換性を理解することで、作成した図面の活用方法やソフトを選ぶ目安になります。

STEP
他のソフトへのインポートとアウトポート

CADで作成したデータを、他のソフトに応用するための方法です。

P21ファイルへなど、データ変換時の解決法も記載しています。

新しく図面を書き始めるには

TurboCADを起動し、上部メニューの「ファイル」→「新規作成」をクリックします。

ショートカットを使用する場合は「Ctrl+N」を押して下さい。

画面上に何も描かれていない状態になればOKです。設定を変えていなければ白い画面が表示されます。

図面が表示されない・見つからない場合

TurboCADの図面はファイル毎にウィンドウが分かれています。

複数の図面データを開いている場合、画面右上の小さなウインドウボタンを押すと表示できます。

ウィンドウを最小化してしまった場合は、画面左下に小さなウィンドウが表示されているので、ウィンドウを最大化・サイズの変更をして下さい。

ファイルのウィンドウ操作

複数の図面を同時に並べて表示することもできます。

画面上のメニューから「ウィンドウ」→「並べて表示」を押すと画面を分割して表示できます。(下の図)

ウィンドウは重ねて表示したり、ウィンドウ毎にサイズを変えて表示することもできます。

TurboCADでファイルを開くには

TurboCADで図面を開くには、画面上のメニューから「ファイル」→「開く」を選択します。

ショートカットを使用する場合は「Ctrl+O」を押して下さい。

TurboCAD V26 Deluxe64Bit版に互換性のあるデータ

TurboCAD V26 Deluxe64Bit版で開ける2D/3Dデータは以下の通りです。

TCW/TCT(TurboCAD V26およびテンプレートデータ)

3DS(3D Studio)

3DV(VRML Worlds)

3MF(3D manufacturing Format)

CGM(Computer Graphic Metafile)

DC/DCD(DesignCAD Drawing)

DGN(Intergraph 標準ファイル形式)

DWF(Design Web Format)

DWG(AutoCAD ファイルフォーマット)

DXF(Drawing eXchange Format)

EPS(Encapsulated PostScript)

FBX(Filmbox)

FDC(FastCAD DOS file)

FCW(FastCAD Windows file)

GEO(VRML Worlds)

KML(Keyhole Markup Language File)

KMZ(Zipped Keyhole Markup Language File)

PLT(Hewlett-Packard Graphics Language)

SKP(SketchUp File Format)

STL(Stereo Lithography)

WMF(TurboCAD v26 for Windows MetaFile)

WRL/WRZ(VRML Worlds)

TurboCAD V26 Deluxe64Bit版で保存・出力可能なデータ

図面を保存する場合は、画面上のメニューから「ファイル」→「保存(または名前をつけて保存)」を選択して下さい。

TurboCADのみで作図する場合は、拡張子はTCWのまま使うことをおすすめします。

TCW/TCT(互換性のあるTurboCADバージョンおよびテンプレートデータ)

3DS(3D Studio)

3MF(3D manufacturing Format)

BMP(TurboCAD v26 for Windows BitMap)

CGM(Computer Graphic Metafile)

DAE(COLLADA Model)

DGN(Intergraph 標準ファイル形式)

DWF(Design Web Format)

DWG(AutoCAD ファイルフォーマット)

DXF(Drawing eXchange Format)

EPS(Encapsulated PostScript)

FBX(Filmbox)

GIF(TurboCAD v26 for Windows GIF)

JPG(TurboCAD v26 for Windows JPEG)

PDF(Adobe Portable Document Format)

PLT(Hewlett-Packard Graphics Language)

PNG(TurboCAD v26 for Windows PNG)

SKP(SketchUp File Format)

STL(Stereo Lithography)

WMF(TurboCAD v26 for Windows MetaFile)

WRL/WRZ(VRML Worlds)

2D/3Dデータの応用

他のCADや3DCGモデルなど、TurboCADに対応しているファイルフォーマットであれば、2D/3Dのデータをやり取りしたり、編集することが可能です。(インポート・エクスポート)

また画像データ(BMP・GIF・JPG)やPDFなどに図面やモデルを出力することもできます。

おすすめの3Dモデリングソフトは、無料で高機能なBlenderがおすすめです。
このソフトはユーザーも多く、精密でカスタマイズ可能な3Dモデリングだけでなく、アニメーションや動画出力にも対応している有料級のソフトウェアです。

機能が多いため、ソフトを使いこなすには練習が必要ですが、アニメのようなモデルからまるで写真のようなリアルなモデリングまで行なうことができます。

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もちろん、TurboCADを含む様々な2D図面や3DモデルデータをBlenderに応用することも可能です。
(インポート・エクスポートの機能を使用します)

他のCADデータが読み込めない・文字化けしてしまう

基本的にTurboCADは、電子納品ファイル(P21など)の図面データを直接読み込むことができません。データの受け渡しには、AutoCAD(DWG)やDXFデータなどに変換することをおすすめします。

※電子納品に対応した作図やデータ交換をする場合は「レイヤ」による線の色や線の種類を変更するだけで対応することが可能です。最終的に図面データを納品する場合は、対応した電子納品ファイルに変換したりPDFに出力するなどの方法があります。

また、ほかのCADデータなどを読み込んだときに相性が悪いと文字化けしてしまうこともありますが、テキストやハッチング、ポイント(点や十字)、寸法線などが原因となっている事が多いです。

その場合、不具合のある部分を選択して「グループ解除」すると編集できることがあります。

まれに図面の縮尺や単位など、CADソフトによって異なる場合もあります。




電子納品(P21など)への対応

TurboCADは、公共工事における電子納品(CAD製図基準)に則ったレイヤーや線種に対応できますが、ファイルの保存形式(P21形式などへの入出力)には未対応です。

TurboCADの操作に慣れている場合、作図はTurboCADで行い、データの入出力時に他の電子納品対応のCADを使用して変換する方法もあります。

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