型枠作業ではフォームタイ回しやピーコン回しなど、さまざまな工具が必要になります。
多くの現場ではインパクトレンチなど電動工具を使用して効率的に作業しますが、
狭い場所や電動工具を使いにくい高所では、どうしても手工具が必要になる場面があります。
とはいえ型枠作業は常に動き続けるため、サイズごとに別工具を持ち歩くと腰袋が重くなりがちですので、コンパクトに1本でまとめられるツールは現場で非常に便利です。
トップ工業ピーコン回しの評価レビュー

- 型枠作業で使用頻度の高い4サイズに対応
- 電動工具と併用しやすい、狭所作業に強い
- 軽量で持ち運びやすい
- 電源不要でいつでも使える
対応サイズ
6mmセパ用 / 12mmピーコン用 / 10mmアイビーフォームタイ用 / 21mmフォームタイナット用

とても便利ですが、ホームセンターでは手に入りにくいツールだったりします。
型枠専門はこのツールを愛用している
型枠工を専門でやっている職人は、トップ工業ピーコン回しを持ち歩く人が多いです。
長年現場で支持され続けている定番ツールで、ハンドルを折って回せるため、狭い場所にも対応できます。
【補足】型枠職人の激減と現状
住宅基礎から公共土木まで、型枠工事は一定のニーズがありますが、熟練職人は引退が進んでいます。
若者がほとんど入ってこないため、依頼はあるのに受けられない状況も増えています。
安易な受注はパンクに直結します。
今後は「少人数でも効率よく・安全に作業できるツール」の価値がより高まります。
型枠加工の自動化は進んでいるが完全には置き換えられない
大型加工機で型枠寸法を読み取り、自動カットして加工してくれる設備もあります。
しかし導入費が高いことに加え、コンクリート打設時の数トンの圧力に耐えられる設計・組立技術は、現場の経験が不可欠です。
「型枠工は完全自動化できない」
その現実の中で、現場の一手間を軽減する道具が求められています。
YOUTUBE動画:型枠工事の流れ
今回紹介したツールがどのように現場で使われているのか、イメージしやすいように型枠工事の作業風景を紹介している動画も掲載しておきます。
作業の流れや動き方、現場のリアルな雰囲気が伝わるので、これから型枠工事を学びたい方にも参考になります。

