割増し
割増しとは、工事中のロスや不足を防ぐため、計算した数量より少し多めに資材を準備することです。
この用語の詳細
割増しとは、図面や数量計算によって算出した必要数量に対して、施工時のロスや不足を考慮し、一定の余裕を持たせて資材を準備することをいいます。
建設工事では、計算上の数量と実際に使用する数量が完全に一致するとは限りません。
そのため、
- 損傷
- 加工ロス
- 運搬時の損失
- 施工誤差
- 現場条件の変化
などを考慮し、割増係数を設定して発注することがあります。
例えば、
必要数量を B とした場合、
発注数量 = B × 割増係数(a)
として計算することがあります。
ただし、割増しは多ければ良いというものではありません。
過剰な割増しは、
- 余剰在庫
- 廃材増加
- 原価上昇
につながるため、工事内容や資材特性に応じて適切に判断する必要があります。
また、すべての資材に割増しが必要なわけではありません。
例えば、
- 柱
- 鉄骨
- 規格部材
- 設備機器
など、本数や数量が明確で増減する要素が少ないものについては、割増しを行わない場合もあります。
実用例
コンクリート工事
基礎コンクリートを打設する際、計算上は10㎥必要だったとしても、
- 運搬中の損失
- 型枠のわずかな変形
- 現場誤差
などを考慮して余裕を持たせることがあります。
ブロック積工事
ブロック工事では、
- コーナー加工
- 切断加工
- 製品の欠けや破損
などが発生するため、計算数量より少し多めに発注することがあります。
土工事
埋戻し工事では、土を掘削した状態と転圧後では体積が変化します。
そのため、
- 締固めによる沈下
- 搬入時のロス
を考慮して余裕を持たせることがあります。
現場では、
「割増しを見込んで発注してください」
「この材料はロスが出るので少し多めに準備します」
のように使われます。
割増しは資材不足による工事中断を防ぐための考え方であり、施工計画や原価管理にも関係する重要な要素です。
このページでは建設工事における割増しの意味や実用例を解説します。


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