公式サイト(オウンドメディア)を作るには、まず、基本的な準備を整えることが大切です。
デジタルカメラやビデオ、画像や動画編集ソフトなどは、現段階では準備しなくても問題ありません。
公式サイトを運営し、様子を見ながら徐々に必要なものを取り入れてみる程度で構いません。
サイト作成を始めるときに必要なツール
パソコン
どんなパソコンでも作業を始められますが、インターネットを使って情報を調べたり、サイト作成のためのソフトを使うことができる基本的なPCを準備しましょう。
推奨スペックの目安
公式サイトを作成するために必要なツールとして、パソコンは必須です。作業効率を上げるために、ある程度のスペックを備えたデスクトップやノートブックパソコンを選ぶことをおすすめします。
- CPU:Intel Core i5 以上(第12世代以降)または AMD Ryzen 5 以上
- メモリ:8~16GB 以上(ブラウザや画像編集ソフトの同時使用が快適)
- ストレージ:SSD 512GB 以上(高速な読み書きができる)
- ディスプレイ:フルHD(1920×1080)以上の解像度
- OS:Windows 11 または macOS 最新版
インターネット環境
公式サイトの作成・運営には、安定したインターネット環境が不可欠です。特に、サイトの更新作業や画像のアップロード、外部サービスとの連携など、ネットを介した作業が頻繁に行われるため、快適な接続環境を整えておくことが重要です。ここでは、必要なインターネット環境について解説します。
プロバイダー
NTTフレッツ光、 auひかりなど、全国対応の高速通信があります。スマートフォンなどと併用するとお得なセット割引もあります。
Wi-fiルーター
プロバイダーと契約後、社内にWi-fiをつなぐ役割があります。TP-LinkやBUFFALO、NECなど高い信頼性と安定した通信が期待できます。
モバイルWi-fiルーター
外出先や工事現場など、別の場所でインターネット接続を行う場合は、モバイルWi-fiがおすすめです。WiMAXやSoftBank Airなどがあり、場所を問わずに高速通信が可能になります。
メールアドレス
サイトを作成するために、連絡用のメールアドレスを用意しましょう。一般的なメールアドレスでも問題ありませんが、プロフェッショナルな印象を与えるために、自社名を入れたアドレスを使うとよいでしょう。
公式サイトを始める際に、ドメイン取得やレンタルサーバーなどのサービスでは、ユーザー登録を求められますが、会社名(または個人名)やメールアドレスを入力する必要があるため、GoogleやYAHOO、Microsoftなどの無料のメールアドレスを用意しておくことをお勧めします。
ドメイン取得後は、独自ドメインのメールアドレスを取得できるので、信頼性の向上やブランドイメージの強化のために、メールアドレスを切り替えても構いません。
クレジットカード
公式サイトを開設する際、ドメイン名の取得やレンタルサーバーの契約などに支払いが必要となります。これらのオンラインサービスの多くは、クレジットカード決済に対応しています。以下の理由から、あらかじめクレジットカードを準備しておくことをおすすめします。
これらの準備が整ったら、いよいよ自社サイトを立ち上げる準備が整います。最初はシンプルな内容で問題ありませんので、焦らずに進めましょう。

最初は見た目にこだわらず、シンプルで必要最小限に
工務店や建設会社が公式サイトを立ち上げる際、最初から多機能で複雑なサイトを目指す必要はありません。
むしろ、シンプルで必要最低限の構成からスタートすることをおすすめします。
まずは最低限の情報を整えることが重要
会社概要(事業内容や所在地、連絡先)
施工事例(数点の代表的な実績)
お問い合わせフォーム(簡単な見積もりや相談を受け付ける)
この3つを整えるだけでも、潜在顧客に信頼感を与え、問い合わせを増やす効果が期待できます。
特に建設業界では、実績の可視化と信頼関係が受注に直結するため、施工事例の掲載は効果的です。
シンプルな構成のメリット
短期間で公開できる
余計な機能を追加せず、基本的な情報に絞ることで、サイト制作の負担を軽減し、スピーディーに公開できます。
更新作業が楽になる
最初はページ数を抑えることで、サイト運営が簡単になり、忙しい業務の合間でも対応可能です。
サイトが育ったら、徐々に機能を追加
最初はシンプルにスタートし、徐々に必要に応じてブログやFAQ、スタッフ紹介、詳細な施工事例などのコンテンツを追加していけば十分です。
少しずつサイトを育てることで、時間をかけて効果的な情報発信ができるようになります。
まとめ シンプルで始めるからこそ長続きする
まずは手軽にスタートし、最小限のサイト運営から始めることが成功の鍵です。無理に大掛かりなサイトを作ろうとすると、途中で挫折してしまうことも少なくありません。ぜひシンプルな構成で、公式サイトを立ち上げ、そこから少しずつ成長させていきましょう。
