道路工事などで道路を規制する場合、主に次の3種類があります。
- 幅員減少
- 片側交互通行
- 全面通行止め
どの規制方法を採用する場合でも、事前に関係者(施工業者、発注者、警察、消防、救急)との協議や連携、第三者への通知、書類作成、保安施設の設置が必要です。また、道路管理者(所轄の警察署)への届け出も必須となります。
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よく使う保安施設の記号や略図は、図形(素材)を用意しておくと作業が効率的です。ダウンロードしたデータはご自由にご利用いただけます。
幅員減少
幅員減少は、路肩や歩道、水路の設置や道路の拡幅、ガードレールや標識設置など、車線を完全に閉鎖せず、工事範囲を限定する場合に適用されます。
- 適用例:建物の出入り口付近の工事、歩道の切り下げ工事など
- 特徴:工事範囲を車線を残したまま確保できるため、施工も比較的早く進みます
- 保安施設:カラーコーン、バリケード、工事看板など簡易的な施設で対応可能
片側交互通行
片側交互通行は、2車線道路のうち1車線を使って工事を行い、残りの車線を通行可能にする方法です。
- 適用例:舗装の打ち替え、路盤の入れ替え、切削オーバーレイ工事
- 運用方法:施工範囲前後に交通誘導員や信号機を設置し、片側の車線を交互に通行させる
- 注意点:工事の進行に合わせて、完了した部分を開放しながら作業を進める
全面通行止め
全面通行止めは、施工上、安全性確保のため一時的に道路を完全に閉鎖する場合に行います。
- 適用例:大規模な建物の解体工事、大型機械の設置工事など
- 特徴:通行によって施工が妨げられる場合、全面通行止めは必須
- 注意点:事前に迂回ルートを設定・通知することが重要。近隣住民や通行者への周知は必ず行う
歩行者や自転車も規制対象
道路規制は車両だけでなく、通勤・通学などで道路を利用する歩行者や自転車も対象です。工事によって通路が妨げられる場合は、歩行者通路を確保するなどの対策が必要です。
具体的な保安施設
道路規制時に使用される保安施設は多岐にわたります。組み合わせることで、工事規制計画をより安全に立てられます。
- カラーコーン
- 工事看板・規制看板(例:「○○m先工事中」「徐行」「片側交互通行」「工事中」「速度落とせ」など)
- 信号機
- 点滅灯・回転灯
- バリケード
- クッションドラム
補足:よく使用される保安施設の「エクセルひな形」は、ダウンロードしてすぐに活用できます。計画書作成の参考に便利です。
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近隣住民に通行止めを周知するためのポイント
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