アスベスト(石綿)とは?健康被害・事前調査・解体工事での注意点を徹底解説

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アスベスト(石綿)は、かつて建築物や自動車部品などに広く使用されていた鉱物繊維です。
しかし、その微細な繊維を吸い込むことで肺がんや中皮腫といった深刻な健康被害を引き起こす危険性があることから、現在では製造や使用が禁止されています。

本記事では、

  • アスベストの特徴と使われてきた場所
  • 人体への影響(健康被害)
  • 解体工事での注意点や事前調査の重要性

を初心者にもわかりやすく解説します。

アスベスト(石綿)とは?

アスベストは繊維状のケイ酸塩鉱物で、「いしわた」「せきめん」とも呼ばれます。
耐熱性・断熱性・防音性・耐薬品性に優れているため、1970年代まで多くの建築資材や工業製品に使用されました。

主な特徴

  • 極めて細かい繊維で、軽量かつ柔軟
  • 高い断熱性・耐火性・防音性
  • 酸やアルカリなど化学物質に強い

使用されていた場所の例

  • 建築物:天井材、床材、外壁、梁や鉄骨の耐火被覆材
  • 公共施設:病院、学校、駐車場
  • 工業製品:船舶、自動車部品(ブレーキライニングなど)

アスベストの健康被害にはどんな症状があるの?

アスベスト繊維は非常に細かいため、空気中に飛散しやすく、呼吸によって肺に取り込まれると体内で分解されずに蓄積します。

主な疾患

石綿肺(じん肺)
長期間(10年以上)の吸入で肺が線維化し、呼吸困難を引き起こす。

肺がん
潜伏期間が長く、喫煙と重なるとリスクがさらに増大。

中皮腫
胸膜や腹膜に発症する悪性腫瘍で、石綿特有の疾患。発症まで数十年の潜伏期間あり。

👉 国際がん研究機関(IARC)では、アスベストを「発がん性が確実な物質(グループ1)」に分類しています。

古い建物の解体とアスベスト

人口減少や空き家問題に伴い、古い建築物の解体工事が増えています。
特に1970年代以前に建てられた建物では、アスベストが使用されている可能性が高く、解体・改修時には適切な調査と処理が必須です。

古い建物にアスベストが使用されている例

  • 鉄骨や梁の耐火被覆材
  • 天井材や床材の下地
  • 外壁材や屋根材

解体時にアスベストが飛散すると、現場作業員だけでなく周辺住民にも健康被害が及ぶ危険があります。

建物などの解体に伴う事前調査の重要性

2023年10月の法改正(石綿障害予防規則の改正)により、解体や改修工事の際には、資格を持つ専門調査者による事前調査が義務化されました。

調査内容

図面や現地の目視確認

必要に応じた試料採取・化学分析

調査結果を現場に掲示し、関係者が確認できるようにする

👉 調査を怠ると、作業員や住民の健康被害だけでなく、施工業者の法的責任問題にもつながります。

まとめ

アスベスト(石綿)は便利な建材だった一方、発がん性が非常に高い有害物質。

1970年代以前の建築物には使用されている可能性があり、解体・改修時は要注意。

現在は専門資格者による事前調査が義務化されており、調査・除去は適切な手順で行わなければならない。

アスベストは「見えないリスク」を含むため、正しい知識と適切な対応が不可欠です。

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