〜公共工事だけに頼らない時代の集客戦略〜
建設業を取り巻く環境は大きく変化している
これまで公共工事を中心に仕事をしてきた建設会社も多いでしょう。しかし現在は公共工事の予算が伸びず、インフラ工事も維持修繕が中心。しかも、その修繕件数さえ多くはありません。
水道管や橋梁の多くが40〜50年前に整備されたものなのに、予算や人手不足の問題で大規模な入れ替え工事がなかなか行われない。さらに建設業界全体が慢性的な人手不足のため、工事量そのものを増やすことが難しい状況です。

建設業に新しく参入するには、法律や規制が厳しい上に、資格を取るために過去の工事実績や経験が必要です。
つまり、『これから始めたい』だけでは簡単には事業を始められない、これが新規参入の大きな壁なんです。
その結果、多くの会社が公共→民間工事へシフトしています。
水道管のゴムは約40年、コンクリートは100年もつと言われますが、実際には環境や使用条件によって寿命はもっと短くなるのが一般的です。好条件が揃うことはほとんどないため、耐用年数はあくまで目安と考えておいた方が安心です。
民間工事へシフトしたものの、厳しい現実も
民間工事は公共工事と違い、価格競争になりやすいのが特徴です。
利益率が低い(経費は10~20%程度)
資材価格は上がっている(今後も価格上昇は続く可能性が高い)
経験者は引退し、新人教育の余裕もない
そして「公共工事だけ」「民間工事だけ」で安定した収入を確保できる会社は、ごく一部です。
お客さんに「選ばれる理由」と根拠

この状況で生き残るためには、自社の強みを明確にして発信する=ブランディングが欠かせません。
建設会社にとって、ブランディングとは「選ばれる理由」をつくることです。
そのためには、デザインや発信だけでなく、見積の根拠・工事の透明性・数字管理の精度が欠かせません。
なぜなら、お客様があなたの会社を信頼する基準は
「この会社はちゃんとしているか?」という一点に集約されるからです。
いくら見た目のブランドが整っていても、
・見積の根拠が曖昧
・工事後に追加費用が発生
・利益が残らない
といった状態では、信頼も利益も薄れてしまいます。
そこで重要になるのが、建設会社にとっての“三種の神器”とも言える
工事積算(見積)・実行予算・原価管理です。
これらがそろって初めて
「ブランディングで集客 → 正確な見積 → 適正利益の確保 → さらに信頼アップ」
というサイクルが回り始めます。

建設会社に“ブランディング”が少ない理由
かつては「近所の業者に頼めば間違いない」という時代もありました。
建設業者の数も多く、口コミで成り立つ地域密着型が主流でした。(電話帳や近所の評判が主流でした)
しかし今は違います。
ユーザーはまずスマホやパソコンで検索します。
検索してヒットしなければ、どれだけ腕が良くても「存在しない会社」と同じです。
一方、分かりやすい例として、歯医者や飲食店は積極的に、
ホームページ
SNS
Googleマップ(口コミ)
などでブランディングをしており、ユーザーは比較検討して選びます。
建設業だけが、いまだに“発信しない業界”のまま取り残されています。
AI検索の普及で、SEOはむしろ重要に
近年の検索は、単純なキーワード検索から「AIに質問する」スタイルに変わりつつあります。
AI検索では、
資料(やってもらいたい工事の写真や映像、取り付けてもらいたい家電の情報など)
口コミ(一般的に★評価、コメント)
地域情報(どの範囲まで対応してもらえるか、協力会社はあるか)
会社の評判(お客様の声、ビフォーアフター、価格帯、サポート体制)
過去の施工例
などを総合して、ユーザーに最も“適した会社”を答えるようになります。
つまり、
AIの“判断材料”となる情報をネット上に出しておかないと、候補に出てこないということです。
そのために必要なのが SEO(ホームページの整備) と MEO(Googleマップの評価・情報整理) です。
建設業向けSEOの説明文(初心者向け)
SEO(検索エンジン最適化)とは、GoogleやYahoo!などでユーザーが検索したときに、自社の情報が上位に表示されやすくする工夫のことです。
例えば、『青森県 エアコン取付 工事』と検索した人が、あなたの会社のホームページを見つけやすくする仕組みです。
文章の書き方やキーワードの使い方、施工事例や所在地情報の掲載などがポイントになります。
建設業向けMEOの説明文(初心者向け)
MEO(Map Engine Optimization)とは、Googleマップ上で会社やお店の情報が上位に表示されるように工夫することです。
例えば、『○○市 外構工事』で検索したときに、あなたの建設会社が地図と一緒に表示され、連絡先や施工例をすぐ確認できる状態を作ることです。
会社所在地、営業時間、施工実績や写真などを登録・更新するだけでも、地域のお客様に見つけてもらいやすくなります。

会社の所在地はGoogleやYahooなどの地図に表示されていますが
情報を発信しなければ、検索ユーザーは詳細情報を得られなくなります。
地域密着の建設会社ほど「MEO」が効く
建設会社の多くは「自社の周辺地域」しか工事を請けません。(遠いほど工事の費用が割高になるため)
だからこそ MEO(Googleマップ最適化)が非常に相性が良いといえます。
・所在地
・営業時間
・対応エリア
・得意な工事
・施工例
・お客様の声(口コミ)
こうした情報が揃っているだけで、
「○○市 外構工事」
「△△町 水道工事」
などの検索でユーザーに見つけてもらえる確率が一気に上がります。

会社のウェブサイトに載せる情報は、必要最小限でOK。施工内容や会社概要、所在地、連絡先、施工事例などをまとめれば、多くても10ページくらいで十分です。
逆に、この情報がスカスカだと大手のポータルサイトが上位を独占し、地域工務店にはほとんどチャンスがありません。
SNSに手が回らない会社は「やらなくていい」
現場仕事は忙しく、SNSまで手が回らないのは当然です。
SNSは無理にやる必要はありません。
建設会社がバズっても仕事が増えるとは限りませんし、むしろ無理に発信して疲弊する方が問題です。
最低限やるべきは「ホームページ」と「Googleマップ」だけで十分です。その2つが整っていれば、
どんな工事ができるか
どれくらいの費用か
施工実績
依頼の流れ
これらがユーザーに伝わり、問い合わせにつながります。
建設会社に足りないのは「技術」ではなく「発信」
建設会社は技術も知識も経験も豊富です。しかし、それが外部に伝わっていないケースが非常に多い。
- ブランディング
- SEO(ホームページ整備)
- MEO(Googleマップ整備)
この3つを実施するだけで、
これまで届かなかったユーザーに確実に存在を知ってもらえるようになる
のが今のネット時代のメリットです。
公共工事が減り、人手不足が進む時代だからこそ、
「選ばれるための発信」を少しずつ整えていくことが大切です。

ブランディングやSEO・MEO対策は、ほとんどお金がかからない会社の窓口のようなものです。
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